読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

父と母の闘病生活とわたし

父はがん・母は白血病で他界。闘病生活を送っている両親の気持ちや両親を支える(介護)する家族の実話

突然血圧が下がった

下顎を動かしながら頑張って口呼吸している父  

   f:id:tarubomirubo:20151231182006j:plain

個室に移動してから日中は兄嫁、夜は私と兄(次男)が交代で24時間付き添うことにしました。

 

「付き添う」と言っても入院した頃のような寝返りや尿意などを訴えることはなく、ただただ寝ているだけの状態でした。しかし、みんな「何か父にしてあげられることはないか?」と考えた結果の行動と、いてもたってもいられない身勝手な気持ち・息を引き取る時に誰もいなかったら可哀想なのと、自分たちが後悔するだろう…

ただただそれだけです。

 

入院してから一度も手を洗うことなんかなかったであろう父の手を洗ってあげようと思いました。

100円ショップで子供用の風呂桶を購入し、ぬるま湯をいれた桶に父の手を入れて温めました。足湯の足が手になったのと同じです。

5分くらいたってから手のひらをこすると…

見事な「垢」!消しゴムでゴシゴシ何かを消しているかのようにボロボロと落ちてきます。手のひら・指・指の間。何十分ゴシゴシしてただろう…

次は反対の手。左下向きで横になって寝ていたので手をお湯につける事ができず、ホットタオルで温めました。

 

一応、2日に1度くらいは体を拭きに来てくれるそうなのですが…意識がはっきりしなくなってからは本当に来ていたのかはわかりません。おむつも何日も同じものを使っている感じでした。布団の中が少し尿臭く、そんな布団に寝かせてることが私には耐えられなかった。私は病院へ行くたびボディーソープをお湯で薄めたお湯でホットタオルを作り下半身を拭いてあげていました。正直、父親といえども抵抗はありましたよ。しかし、誰かがやらなければ可愛そうなんだもん。その「誰か」って普通は看護師なんですけどね。

 

手湯のあとは爪切り。

そしてヒゲが伸びていたのでヒゲを剃り、坊主ヘアーだった父は耳にちょっとでも毛がかかると床屋へ行く人でしたので耳周りの伸びた髪の毛をハサミでカット。久しぶりに綺麗、さっぱりしたと思います。

 

その夜は私が病室に泊まり込み。

1日1500円で簡易ベットのレンタルができたのですが個室料金が高いのでそこは節約。1畳くらいのマットを持ち込み寝袋でゴロゴロ。

 

シーンとした病室に心電図モニターの音だけが聞こえてる。たまにピコーンピコーンと異常を知らせる音がなるとドキっとしてしまう。

泊まり込みをしても特に何もやることなんかない。

かと言ってTVなんか見る気にもならない。

「帰っても大丈夫かもな」なんて思いながらも万が一のことを考えるとなかなか帰れない。

そんな日々が数日続いた

スポンサードリンク