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父と母の闘病生活とわたし

父はがん・母は白血病で他界。闘病生活を送っている両親の気持ちや両親を支える(介護)する家族の実話

「もう頑張らなくていいんだよ」の一言

闘病生活 闘病生活-介護

父 逝ってしまう

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泊まり込み2日目。

心電図モニターを見ていると血圧が異常に高い。217まで上がったり180くらいまで下がったりの繰り返しだった。また脈も少々乱れているのがなんだか気になった。

22時頃、姉から「どんな様子?」と私の携帯に電話が入った。「見てる感じで落ち着いている様子だけどモニターを見ると…」と気になることを告げて電話を切った。

 

23時過ぎ、突然姉夫婦が病室へ来た。

「なんかすごく心配になったから来ちゃった」と。

姉夫は30分位で帰宅したが、姉は今晩「病室に泊まる」と言ったので私は深夜2時頃に帰宅した。

 

翌日、兄嫁が病院へ来たので一旦姉は母のいる実家へ帰りました。夕方、私・母・姉の三人で病院へ。既に兄嫁と交代していた兄(次男)が付き添っていました。

兄(次男)が「もうそんなに頑張らなくてもいいのになぁ~っ」と父の体を摩りながらつぶやいていました。

4人で父の昔話をしたりしていたら面会終了時間の20時になってしまい、今日は誰が泊まるか、明日は誰か…などの話をしていたらモニターのアラーム音が…

 

 

モニターを見ると血圧がみるみるうちに一気に下がり始めました。すると看護師がやってきて「ご家族の方を呼んでください」と告げられました。

母・姉が一生懸命父に呼びかけると父が一言、あるだけの力を振り絞り何か言いましたが、なんて言っていたのかわかりませんでした。

 

私は車で10分かからないところにいる私の家族と次男家族を迎えに病室を飛び出しました。

エレベーターに乗り、駐車場まで走り車に乗り込んだら、駐車券を病室に置き忘れたことに気付き再度走って病室へ戻りました。

がっ…父は息を引き取ってしまいました。

 

話を聞くとあのままみるみるうちに血圧が下がっていってしまったそうです。

 

悲しみというより一体何が起こったのかよくわからないような状態で、色々な意味で「これで終わったのか…」というような、どこか少しほっとしたようなところもありました。

 

前日、手を洗い、ヒゲを剃り、髪の毛を整えてあげた私。なんか準備をしてあげたような気がして今でも思い出すと胸が苦しいです。そして「もう頑張らなくていいんだよ」なんて言った1時間後くらいに急変したので兄(次男)は「俺が言ったからかな…」なんて後悔していました。

 

その後、看護師が来ていつも来ていたお気に入りの洋服に着替えさせてくれて病室から霊安室へと移動し、葬儀屋さんが迎えに来てくれるのを待ちました。

 

主治医から「すごく強心のお父様です」と…

その言葉がすごく褒め言葉に聞こえとても嬉しく、そして最後の最後まで自慢の父だったと思います。

 

最後に言った一言。

イントネーションから考えると

きっと「ありがとう」と言ったんだろうと思います。

 

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