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父と母の闘病生活とわたし

父はがん・母は白血病で他界。闘病生活を送っている両親の気持ちや両親を支える(介護)する家族の実話

医師・病院を選ぶ 8

生き方 生き方-病院・医者

医師・看護師・病院の連携が取れていない病院

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まさか義父が亡くなるとは誰も思っていなかった。きっと医者も死ぬとは思っていなかった気がする。

「お気に入りのお洋服を用意して頂ければ(亡くなった後に)お着替えいたしますよ」と残された時間が少ない患者家族に声をかけてくれる丁寧な病院は少なくない。

病院で亡くなると病院にある浴衣のような着物を着せられ葬儀屋に運ばれる。しかし病院によっては患者(故人)や家族のことを思い「退院した」と言う感じで、お気に入りの洋服を着て病院を出る(葬儀屋に行く)といった病院の気遣い・優しさのある対応をしてくれる。

 

誰もが亡くなるなんて思ってもいなかったので洋服なんか用意していなかった。義母に「お気に入りの洋服持ってこなきゃね」と話すと「なんで洋服なんか必要なの?」と聞かれた。

確かに・・・初体験の人には「何で?」と思うかもしれない。

そんな話をしていたら看護師が「病院にも着物がありますから」と言ってきた。すかさず「病院の着物なんて着せたくない。退院する予定だったんだから洋服を着せたい。病人のまま逝かせたくないですから」と言った。

看護師の様子を見ていると、ここの病院ではこういった気遣いはしていないようだった。むしろ義母ではないが「何で?」とも感じとれた。

 

翌日、義父が解剖している間に洋服を病院へ持ってきて看護師に手渡した。

朝から解剖する予定だったのがなかなか始まらなく、何時間も待たされ結局14時くらいから始まった。解剖師?が朝来なかったとか… なんていい加減なんでしょうね。

 

解剖が終わり、義父は葬儀屋へ運ばれた。葬儀屋に到着した義父を見ると・・・

病院の着物を着ている。

「はぁ?」

即、病院へ電話をしたら「連絡ミスだった」と謝罪してきた。看護師がちゃんと連絡をしていなかったので解剖師が病院の着物を着せてしまったそうです。「今から葬儀屋に行って着替えさせます」と病院側が言ってきた。しかし葬儀屋では「身内と納棺師以外はご遺体に触れることは禁じられている為、それは出来ません」と。

じゃあ義父はこんな病院の着物を着せられ病人のまま逝かせてしまうのか・・・

そんなこと誰も望んでなんかいない。

納棺師(おくりびと)さんに頼むと10万円がかかる。

「病院側のミスなんだから10万円払ってくれ」と話すと「お金ですか?」との答え。

 

最期の最後まで嫌な思いをさせられた病院。

「お金ですか?」そう言う問題じゃないと思います。そんな言葉が出るということは連絡ミスは認めたものの、申し訳ないという風には思っていないってことですよね。何を着てようが燃やしたら同じですが、退院するはずだった人が突然死んでしまったショックと悲しみはこの病院の人間にはわからないようです。

 

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